「Stone-Sheet」は、地球環境を守る為に、紙に代わるものとして開発されました。
紙は、この世に無くてはならないものですが、
そのためにはたくさんの木材を伐採して繊維を
取り出さなければなりません。
また、紙を漉くためにたくさんの水を
使わなければなりません。
更には、酸やアルカリの化学添加剤を使います。
そのため、排水は汚れて環境を破壊して参りました。
残念ながら地球環境の犠牲の上に紙は生まれております。
そこで"地球環境をもっと大切に"をモットーに生まれたのが「Stone-Sheet」です。
「Stone-Sheet」は、PE・PPなどの化学繊維紙に炭酸カルシウムCaCo3を
微細粉化して、電気加熱でコーティングしたものをベースとし、
さらにその上に表面コーティングしたものです。
シートとして、一般の紙と同じように使えます。
ストーンシートの販売を開始しました
石から作られた環境に優しいストーンシートの販売を開始しました
ストーンシートは多方面での活用が期待されてる新たな取り組みです
ストーンシートの特徴
■木材パルプを使用しません。
従来のパルプ紙を1トン製造するには、4トンもの木材チップが
必要であり、およそ23本の大木を切り倒す計算となります。
しかし、これは従来の木材パルプ紙を使った時の環境コストの
ほんのごく一部なのです。
地球全体で産業用に切られる樹木の半分はパルプや製紙に
使われており、その量はとどまるところを知りません。
この状態が続くと、今世紀半ばには熱帯雨林は現在の5%しか
残らず、種の多様性は失われるだろうと考えられています。
■水質汚染の心配がありません。
独創的なウォーターレスペーパーの技術は当社の
環境保全に対する情熱から生まれたものです。
従来の製紙工程では、酸やアルカリ、その大量
の貴重な水は必要としません。
製紙工程において、水を使わないようにすることによって、
当社は私たちの使命である環境に優しい企業であることに、
大きな一歩を踏み出したのです。
■大気汚染の心配もありません。
LM製紙工程では、有毒なガスは排出されません。
予防は事後解決に勝る、ということで初期段階で
有毒ガスが出ないような製造工程を考案することは、
後に有毒ガスの管理をするよりも明らかに効率的な方法です。
良質な大気環境は実現可能なのです。
当社はこのことを理解するだけでなく、私たちの製紙技術によって
有毒ガスが排出されないように、積極的に働きかけてきたのです。
ストーンシートQ&A
Q Stone-Sheetの特徴は?
木を伐りません。原材料にパルプやケナフなどを一切使用せず、石灰石の粒子に
ポリエチレン樹脂と紫外線遮断剤を加えて製造されている用紙のため森林資源を
保護し、また水を使いません。
莫大な水を必要としますがそれとは異なり、製造工程で貴重な従来の製造工程では
酸やアルカリ、漂白剤を洗い流すために大量の水を必要としません。
水質・大気を汚染しません。
大量の廃水がないので河川や海を汚染することはありません。
大気汚染や酸性雨、地球温暖化の原因といわれているCO2の排出もありません。
Q Stone-Sheetって具体的にはどんな用紙?
Stone-Sheetは一般紙に近い質感を求めて参りましたので、見た目や触感は
普通紙とほとんど変わりません。
(インクジェット用の年賀状に似た触感)防虫・防カビ性が高い
Stone-Sheetは原料の白色度が高いため、漂白剤の使用や洗浄という工程が
必要なく防虫・防カビの効果が証明されており、防水性・耐久性に優れています。
石灰石の粉末にポリエチレン樹脂で製造されていますので完全防水であり、
引っ張っても破れにくい用紙です。
安全性・衛生面も安心です。EUで制定された厳しい審査基準RoHSに準ずる
SGS(世界最大級の検査及び審査登録機関)の検査に適合した、
ヒトと環境に与える有害物質の非含有商品です。
Q リサイクルは可能ですか?
プラスチックと一緒にリサイクルすることが可能です。その後の焼却する際にも、
大気汚染成分が出ないことから地球温暖化抑止につながります。
回収後はペレット状にし、ポリエチレン・プラスチック加工の優れた添加剤
となります。
この顆粒を使用して、植木鉢、プラスチック缶やカラープラスチックバッグなど
が生産されます。
又主成分である炭酸カルシウムとポリエチレンは、太陽の光に約6カ月さらされると
粉々になった卵の殻のように分解されカルシウム粉になって土壌に回帰します。